夜、メルマガに何を書くかで悩む。余計な事は書かない方がよい、新刊の案内が目的なのだ。そもそも、有名人でもない他人の日常などを読む時間的余裕なんてない。現代はそんな暇ではないのだ。
でも、やっぱりなんか寂しい。天気だけでもいい。「5月3日の京都はとてもいいお天気」とあると、「ほお、京都は晴れたか」と思う人だっている。ということで、天気を書く。
ちょっと街の雰囲気をいれてもいい。「晴」とあると、街の雰囲気はどうだったろうと思う人も少なくない。街の様子を一言書く。
この前行った京都の春の古本市のことを入れておきたい。わが社は寺田寅彦や中島敦の本を刊行した出版社。世の中は春の古本市のシーズンである。古本市のことを書いて、「宇野浩二の本を手に入れた」と一言添える。
大丈夫、これぐらいなら長くはない。
(5月3日(火) 面髙 悠)
Comments